ニッポー
軟質FRP
防水・防食工法
概要
FRPとは、ガラス繊維強化プラスチックス(Fiber Glass Reinforsed Plastics)の略です。
FRPは、プラスチックの材料ですが、その中でも耐衝撃性が最も大きいものです。船舶、浄化槽、プール等に使用されています。
これを母体とするコンクリートや金属の表面にライニングする工法が開発され、建造物等の防水・防食に威力を発揮しています。
特徴
軽量
FRP防水は軽量(NR-1工法:約 2~3 kg / m2)で躯体に負担をかけません。
強靭で重歩行が可能
FRP防水は機械的強度に優れ、耐摩耗性にも優れています。重歩行はもちろん、競技場スタンドや駐車場等での使用も可能です。また耐シガレット性や鳥害対策にも有効です。
均一な膜厚の
シームレス塗膜
FRPは約 2 mm 以上の均一の厚みで、塗膜防水のためシームレスです。
複雑な形状の施工が可能
FRP防水は立体・天井面も均一な膜厚で施工可能です。また、ドーム形状や架台周りなどの複雑形状も施工可能です。
端末の納まりが容易
薄膜でどんな形状でも施工ができるため、改修物件でも端末の納まりが容易です。
優れた耐水性・耐薬品性
FRP防水は防食性を兼ね備えた防水材です。耐薬品性に優れた樹脂を用いたFRPを形成する事で工場床・プール・薬液タンクなどで保護材として使用する事ができます。
補修メンテナンス性
部分補修が容易で短時間での補修が可能です。
優れた躯体追従性
当社のFRP防水・防食工法は軟質化させたポリエステル樹脂を使用する為、躯体追従性に優れています。また防水下地の大きな動きが予想される箇所にはFRP複合通気型工法「ラスト工法」での対応が可能です。
工期短縮が可能
各工程が短時間で施工可能で、冬場の低温時も他の季節とほぼ同様のスピードで施工が可能です。
屋上緑化に最適
FRP防水は耐根性に優れ、農薬・肥料・土中のバクテリア等にも防水層が侵食されません。比較的重くなりがちな屋上緑化に、軽量のFRP防水を選択する事で躯体に与える負担を少なくすることができます。
トップコートの
バリエーション
使用される環境によりポリエステル系トップコート(樹脂)とアクリルシリコン系トップコート(塗料)の選択が可能で、多種多様な色のご希望に沿う事ができます。
環境配慮
不飽和ポリエステル樹脂に含まれるスチレンモノマーを全く含まない「ノンスチレンFRP防水・防食工法」もご用意しております。また「ニッポー軟質FRP防水・防食工法」で使用されるほとんどの材料が「F☆☆☆☆」を取得し、あらゆる環境問題に対応していきます。
質の高い施工体制
「ニッポー軟質FRP防水・防食工法」は工事計画・施工管理に必要な技術と経験を有するFRP防水施工技能士資格所持者が施工します。また安全衛生面にも配慮し、質の高い責任施工体制が確立されています。
NR-1 工法: 貯水槽 防水工事
NT-1S 工法: 大浴場 新築工事
NR-2 工法: 店舗屋上 大規模改修工事